
10月の農作業(畑仕事)と自然暦について、ご紹介いたします。
昔の農家さんは、植物の開花や落葉、鳥のさえずり、動物の行動や虫の鳴き声などを目安に、作物を育てていました。
現代でも、雨、風、雷などの天候や、季節によって移りゆく草花の生長が、野菜づくりの指標となるものがありますので、ご紹介いたします。
※ 掲載の画像はイメージです
10月の農作業(畑仕事)と自然暦
二十四節気を目安にした畑仕事
10月に行うおもな畑仕事で、二十四節気を目安にしております。
内容は、地域によって前後します。
| 二十四節気 | 時期 | おもな畑仕事 |
| 寒露 | 10月7日頃 | ・サツマイモ、ダイズの収穫 |
| ・ホウレンソウ、コマツナ、キャベツなど、葉物野菜の種まき | ||
| ・スイトピー、ルピナスの種まき、チューリップ、アイリス、ヒヤシンス、ユリなどの球根の定植 | ||
| 霜降 | 10月23日頃 | ・ニンジン、ダイコン、ソラマメ、エンドウマメの種まき |
| ・キャベツ、カリフラワーの定植 | ||
| ・イチゴの定植 | ||
| ・カキ、クリの収穫 |
※地域によって前後します。(参考文献 久保田豊和著「新版 暦に学ぶ野菜づくりの知恵 畑仕事の十二ヵ月」)
季節の目じるし
金木犀の香りがしたら、ネギ、ゴボウ、ミツバの種まき

昔の農家さんは、金木犀の香りが漂い始めた頃に ネギやゴボウ、ミツバの種をまいていたのだそうです。
また、この時期に 9月に種まきしたダイコンや白菜、ホウレンソウの追肥を必要であれば行います。
各地の伝承
[463]南瓜の蔓が伸びれば大風。
(肥後八代地方=現在の熊本県八代市の口伝)[468]シビトバナの咲く時は蕎麦の蒔時。
(死人花=萬壽釈迦=彼岸花。三重県木の本町付近の口伝)[514]コスモスの花が咲くと松茸が出初める。
(紀伊有田郡八幡村=和歌山県有田川町(ありだがわちょう)の東部、有田川の上流域に位置した村の口伝)引用 川口孫治郎著「自然暦」
まとめ

10月の農作業(畑仕事)と自然暦について、ご紹介いたしました。
昔の農家さんは、植物の開花や落葉、鳥のさえずりや動物の行動などを目安にして、農作業を行っていました。
現代でも、雨風の音や、植物の生長は、野菜づくりの指標となるかと思いますので、ご参考になさってください。
「関連記事」
[参考文献]
・川口孫治郎「自然暦」
・やさい畑 2018年 冬号

