旧暦7月|二十四節気と七十二候

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旧暦7月の、二十四節気と七十二候について、ご案内いたします。

旧暦の7月は文月ふみづきといい、今の8月にあたります。

私たちは、新暦で暮らしておりますが、旧暦を意識してみますと、季節の移ろいを感じることが出来ると思います。

ご参考になさってみてください。

※ 掲載画像はイメージです

旧暦7月について

文月、七夕月、七夜月、愛逢月

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旧暦の7月は、「文月」ふみづきといい、現在の8月にあたります。

この時期の月の異名は、文月のほかに、「七夕月」たなばたづき七夜月」ななよづきなどと、七夕に関する名前が多くあります。

なお文月も、七夕の夜に書物を広げて夜気にさらす、「文披月ふみひらきづき」を短くしたものとも言われています。

また、この時期は、「愛逢月めであいづき」という異称もあります。七月七日の夜、天の川を渡って、彦星と織姫の二星が出会う月を現したものです。ロマンチックですね。

旧暦7月|二十四節気と七十二候

この章では、旧暦7月の二十四節気と、七十二候をご紹介いたします。

時系列にご案内いたしますので、それぞれ混合しております。

二十四節気「立秋(りっしゅう)」 (新暦8月8日頃)

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8月上旬といえば、いよいよ暑くなる時期ですが、暦のうえでは「秋」が始まります。

七十二候 第三十七候「涼風至」 (すずかぜいたる_新暦8月8日~8月12日頃)

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涼しい風が、吹き始める時期です。

暑中見舞いは、立秋の前日まで。

立秋を過ぎると、「残暑」といいます。

そうはいっても、まだ厳しい暑さが続きますね。

古の人は、かすかな風、水の冷たさ、鐘の音、影などで、暑さの中から「涼しさ」を感じていたのだそうです。

七十二候 第三十八候「寒蝉鳴」 (ひぐらしなく_新暦8月13日~8月17日頃)

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ヒグラシが鳴く時期です。

寒蝉鳴ひぐらしなく」は、寒蝉をひぐらしと読ませていますが、つくつく法師をひぐらしという場合もあるそうです。

七十二候 第三十九候「蒙霧升降」 (ふかききりまとう_新暦8月18日~8月22日頃)

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深い霧が立ちはじめる時期です。

二十四節気「処暑」 (しょしょ_新暦8月23日頃)

処暑の「処」は、落ち着くという意味をもつ漢字です。

まだまだ残暑が厳しい時期ではありますが、朝と夕方に涼しさを感じる日が出てくるのが、この頃です。

七十二候 第四十候「綿柎開」 (わたのはなしべひらく_新暦8月23日~8月29日頃)

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wata cotton ve2綿の実

wata cotton ve3綿花

綿の実が弾けて、綿花がのぞく時期です。

綿花とは、ふわふわの部分(綿の種子を含む白い繊維)のことで、芙蓉や立葵に似た花のことではありません。

なお、熟さない綿の実は、かたちが桃の実に似ていることから、「綿の桃」とも言われており、それが割れることを、「桃吹く」「綿吹く」など、風流に言うこともあります。

七十二候 第四十一候「天地始粛」 (てんちはじめてさむし_新暦8月28日~9月1日頃)

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暑さの勢いが落ち着く時期です。

天地始粛てんちはじめてさむしの「粛」には、静まる、引き締まるという意味があるのだそうです。

暑さが落ち着いてくると、空気が澄み切り、引き締まったように感じてきますね。

そして、様々な音もはっきり聞こえるようになってきます。

秋の気配が感じ始める頃の音を、先人は「秋の声」といいました。

雨や風、虫や鳥の声、足音、木の葉が舞う音・・・。

万物が発する音を「声」としたのは、先人が自然に耳を傾け、耳を澄まし、心を澄まして向き合っていたのだと思います。

まとめ

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旧暦7月の二十四節気と七十二候について、お伝えいたしました。

旧暦と新暦とでは、おおよそ1月の差があります。

二十四節気、七十二候を意識してみますと、季節の移ろいを感じることが出来ると思いますので、ご参考になさってみてください。

[参考文献]

山下景子著「二十四節気と七十二候の季節手帖」

この記事を書いた人
ベジルナ

関東在住の主婦です。
江戸時代から伝わる農薬や化学肥料を使わない野菜の栽培法、旧暦、自然暦、季節の作物を使ったレシピ、おすすめしたい書籍などをご紹介しております。

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