草をキュウリのコンパニオンプランツにする栽培法を、ご紹介いたします。
ツル性のキュウリの性質を活かした育て方ですので、ご参考にして頂きましたら幸いです。
草をキュウリのコンパニオンプランツにする栽培法
キュウリの性質を活かした栽培法
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農学者の木嶋利男博士によりますと、キュウリは蔓性のため、まわりにツルを絡ませることが出来る草が生えてから、遅れて発芽する性質があるのだそうです。
そのため、草の生えている畝にキュウリの苗を植えて地這いにすると、キュウリは自然生態に近い状態で、育ってゆきます。
草とキュウリのコンパニオンプランツ栽培のポイント
💡 キュウリの苗を植える畝は、草を繫茂させておきます。
💡 草の中で栽培しますので、生育の初期に草に負けないよう、「苗」を植え付けます。種を直まきしますと、草に負け うまく育たない場合があります。
💡 キュウリの苗を植え付ける3週間ほど前に、苗を植える位置から直径30cmの範囲に生える草を低く刈り取り、中心から直径15cm程度まで、完熟堆肥を施して耕します。
草とキュウリを一緒に育てるメリット
草をコンパニオンプランツにしますと、キュウリは地這いすることで、より自然生態に近い状態の中、健全に育ってゆきます。
草をキュウリのコンパニオンプランツにする際に気を付けたい点
💡 草の中で栽培するため、キュウリの果実が隠れて大きくなるのに気づかないことがありますので、よく観察してみてくださいね。
💡 生育の途中で栄養不足になる場合がありますので、苗の植え付けから2週間をメドに、株元の草を低く刈り込んだ場所に追肥をします。
まとめ
※ キュウリとクローバーのコンパニオンプランツ栽培
(クローバーは繁茂しやすいため、こまめな草の整理が必要です。)
草をキュウリのコンパニオンプランツにする栽培法を、ご紹介いたしました。
ツル性のキュウリの性質を活かした育て方ですので、ご参考にして頂きましたら幸いです。
[参考文献]
木嶋利男著「伝承農法を活かす 野菜の植えつけと種まきの裏ワザ」
木嶋利男著「昔農家に教わる 野菜づくりの知恵とワザ」