どくだみ化粧水|花、葉、茎、根を まるごと使う簡単な作り方

dokudami ve (1)

「どくだみ」を使った化粧水の作り方を、ご紹介いたします。

わが家は、どくだみの花、葉、茎、根を まるごと使います。

アルコール度数の高いお酒に漬けておくだけで、簡単にお作りいただけますので、ご参考にしていただければ幸いです。

どくだみ化粧水の作り方

用意するもの

どくだみ化粧水の元(原液)

・どくだみ(花、葉、茎、根)
・アルコール度数の高いお酒(ホワリトリカー、ウォッカなど)
・蓋付の保存容器

※ どくだみは ご用意できる量、お酒は どくだみがヒタヒタに浸かる量を ご準備ください。

どくだみ化粧水を作る時の材料

・水(精製水、ミネラルウォーターなど)
・保湿液(グリセリン、椿油、オリーブオイルなど)
・容器(化粧瓶、スプレーボトルなど)

どくだみ化粧水の作り方

どくだみを水に浸けて汚れを取り除きます

どくだみを 水洗いをする前に行う作業です。

摘み取った どくだみを、水の中に1時間ほど浸けます。

すると、ゴミや虫がどくだみから離れます。

どくだみを水洗いします

dokudami ve (2)

水に浸けておいたどくだみを、よく水洗いして水を切ります。

保存容器にどくだみを入れ、お酒を注ぎます

dokudami ve (4)

どくだみを保存容器に入れてお酒を注ぎ、どくだみがお酒に浸るよう、箸でなじませます。

dokudami ve (5)

一ヶ月以上漬け込んで、完成です

dokudami ve (6)

ひと月以上漬け込んで、完成です。

アルコール度数が高いお酒で漬けているため 傷みづらいので、わが家は常温保存(キッチン)しております。

どくだみ化粧水の使い方

ひと月以上 漬け込んだどくだみを、化粧水にします。

用意するもの

・どくだみ原液 大さじ1(15ml)
・精製水 100ml
・保湿液 1ml

上記を、化粧瓶やスプレーボトルに入れて蓋を閉め、よく振ってお使いになってください。

どくだみ化粧水をお使いになる際のポイント

🌼 アルコール度数の高いお酒に漬けこんでいますので、精製水やミネラルウォーターで薄めてお使いになってください。

🌼 スプレーボトルに移す場合は、ノズルが詰まらないようしてお使いになってください。

🌼 どくだみ化粧水は 冷蔵庫で保存し、1~2週間をめどに使い切ることをオススメいたします。防腐剤が入っておりませんので、原液に水を入れるとカビが発生する場合があります。

ご参考:どくだみについて

dokudami ve (7)

どくだみは、どこにでも生える多年草で、草全体に独特のにおいがあります。

庭に生えるやっかいな草と敬遠されがちな どくだみは、根がとても長く、さかんに枝分かれをして増えてゆきます。

どくだみを、抜いても抜いても 絶えず生えてくるのは そのためです。

dokudami ve (8)

※ どくだみの根はとても長いです

わが家が、花のみならず 葉や茎、根をまるごと化粧水の原液に使うのは、いにしえから葉や地下茎を民間薬として用いていたからです。

なお、江戸時代の大和本草※1に、どくだみは 「十薬」じゅうやくと記され、十種類の薬の効能があると記されています(実際は、それ以上の効能があると言われています)。

※1 大和本草 貝原益軒が編纂した本草書で、日本で最初の本草学書

まとめ

「どくだみ」を使った化粧水の作り方を、ご紹介いたしました。

わが家のどくだみ化粧水の作り方は、花、葉、茎、根を まるごと使います。

古から民間薬として用いられてきた どくだみを、化粧水として おためしになってみられてはいかがでしょうか。

「参考文献」牧野富太郎著「牧野 新日本植物図鑑」北陸館

「関連記事」枇杷の葉茶の作り方レシピ|クセがなく美味しい健康茶

この記事を書いた人
ベジルナ

関東在住の主婦です。
江戸時代から伝わる農薬や化学肥料を使わない野菜の栽培法、旧暦、自然暦、季節の作物を使ったレシピ、おすすめしたい書籍などをご紹介しております。

※ 当サイトは、Googleアドセンスの広告および、一部のページにアフィリエイト広告を掲載しております。

ベジルナをフォローする
伝承農法・自然暦季節のレシピ
ベジルナをフォローする
タイトルとURLをコピーしました