えんどう豆(スナップエンドウ)の種の取り方と保存方法、発芽率を上げる裏ワザについて ご紹介いたします。
野菜の中で、えんどう豆の播種方法はお手軽ですので、おためしになってみてください。
えんどう豆(スナップエンドウ)の種の取り方と、保存方法
えんどう豆の種の取り方と保存方法は、次の通りです。
1.えんどう豆は鞘が枯れるまで摘み取らず、蔓に生らしておきます。
2.えんどう豆の鞘が枯れて茶色くなったら、摘み取ります。
3.鞘のまま、しっかり乾燥させます。
4.乾燥した鞘を(もしくは種を採って)紙袋などに入れ、湿気の少ない冷暗所で保存します。
1.えんどう豆は鞘が枯れるまで摘み取らず、蔓に生らしておきます。
※ この状態で収穫するのは、まだ早いです。
えんどう豆を 完熟させるために、鞘が茶色く枯れてくるまで蔓にならしておきます。
2.えんどう豆の鞘が枯れて茶色くなってきたら、摘み取ります。
莢に青みがなくなり、茶色く枯れてきたら 鞘ごと摘み取ります。
3.鞘のまま、しっかり乾燥させます。
しっかり乾燥させ、カビが発生しないようにします。
わが家は、天気の良い日は 外に置いて、一ヶ月以上かけて 乾燥させています。
4.乾燥した鞘を(もしくは種を採って)紙袋などに入れ、湿気の少ない冷暗所で保存します。
自家採種をする えんどう豆について
自家採種をするえんどう豆は、固定種・在来種のものを選びますと、かたちや味が変わりませんのでおすすめです。
固定種 | 特徴 | 用途 |
巨笹豌豆(おおささえんどう) | 極早生の大きな莢になる絹さやえんどう。暖地では年内収穫、高冷地では春蒔きが可能。鮮明な緑色でそり曲がりがとても少ない品種 | 卵とじ、煮物、スープなど |
実えんどう「ウスイ」 | 1莢に10粒位実が入る。甘みが多く栄養価高く美味しい。栽培しやすく家庭菜園向き | 豆ごはん、煮豆、お菓子、おつまみなど |
つるありスナップ | 莢ごと食べられ、実も莢も柔らかく甘い。プランターでの栽培も可能。 | 茹でサラダ、おつまみ、油炒めなど |
えんどう豆の発芽率を上げる裏ワザ
えんどう豆は、比較的発芽しやすい野菜ですが、発芽率をアップさせる裏ワザを、ご紹介いたします。
それは、1つの莢に入っている豆(種)のすべてを、1か所にまくことです。
えんどう豆をはじめ、野菜は 子孫を残すために、鞘の中に確実に発芽する数の種を作ると言われています。
品種によって違いはありますが、えんどう豆の莢の中には、おおよそ3~5粒ほど種が入っています。
これを1つの蒔き穴にすべて蒔くと、発芽率がグーンとアップしますので、おためしになってみてください。
この方法は、昔農家さんが行っていた伝承農法です。
まとめ
えんどう豆(スナップエンドウ)の種の取り方と、保存方法について ご紹介いたしました。
野菜の中で、えんどう豆の播種方法はお手軽ですので、おためしになってみてください。
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[参考サイト]