昔農家さんに学ぶ「ニンニクの植え付け時期と植え付け方のコツ」

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昔の農家さんが行っていた、「ニンニクの植え付け方のコツ」について、ご紹介いたします。

先人は、暦や季節の移り変わりを目安にして、作物を育てておりました。

今回ご紹介するニンニクの植え付け方、植え付ける時期につきましては、今でも行えるものですので、ご参考になさってください。

昔農家さんに学ぶ「ニンニクの植え付け時期」

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秋のお彼岸(秋分の日)を過ぎた頃から、暑さがやわらぎ、気温が下がりはじめ、野菜に付く害虫や病気の活動が衰えてきます。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますように、お彼岸が過ぎますと昼が夜よりも短くなり、植物の生理も大きく変わります。

昔の農家さんは、ニンニクを植え付ける時期を、「秋のお彼岸が過ぎた頃」を目安にしていたと言われています。

昔農家さんに学ぶ「ニンニクの植え付け方のコツ」

「秋の一日は、春の七日」と言われているように、立秋を過ぎると日照時間が短くなってゆきますので、種蒔きや苗の植え付けが1日でも遅れないようにしたいところです。

ところが、ニンニクを植え付ける彼岸の頃は、秋の長雨が続くことが少なくありません。

そこで、昔の農家さんはニンニクの薄皮を丁寧に剥いて、植え付けていたと言われています。

ニンニクの薄皮を剥く理由

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ニンニクの薄皮を剥いて植え付けますと、皮を付けた状態のものより発芽が数日~1週間程度 早くなります。

そのため、秋の長雨が終わった後に、鱗片の薄皮を剥いた状態のものを植え付けますと、1週間~10日程度の遅れを取り戻すことが可能となります。

種球を剥き出しにして大丈夫?

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ニンニクの種球を剥き出しにして植え付けるのは、傷みやすく、病気になりそうなイメージがありますね。

農学者の木嶋利男博士によりますと、「ニンニクの皮のおもな役割は、保存する時の種球の保護」なのだそうです。

また、薄皮をむいたニンニクは、植え付け後 すぐに生長が始まりますので、病原菌に感染する機会を与えず、ニンニクの辛み成分アリシンの殺菌力で、土の中に潜む 病原菌を死滅させる効果も期待できるとのことです。

ニンニクの植え付け方のコツ

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秋のお彼岸を過ぎた頃、早めに行います。

1.畝に条間30cm、深さ5cmの溝をつくります。

2.ニンニクの大きな球を剥き、鱗片1片ごと切り離します。

3.植え付けの当日もしくは前日に、薄皮をきれいに取り除きます。

4.上下を間違えないよう、芽の出る部分を上にして、15cm間隔で鱗片を置いて、覆土します。

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💡 ポイント 💡
小さな種球は、2つまとめて植えつけますと、互いに助け合いながら生長し、大きくはならないものの、それなりの大きさに育ちます。

まとめ

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ニンニクを植え付ける時期と、植え付け方のコツについて、ご紹介いたしました。

昔の農家さんは、ニンニクの植え付けを、秋分の日を過ぎた頃に行っておりました。

秋の長雨でニンニクを植え付けられない時は、薄皮をむき、生長を促進させる方法を知っていた先人の知恵には驚くばかりですね。

今回ご紹介した伝承農法は、今でも行えるものですので、ご参考になさってください。

[参考文献]

木嶋利男著「伝承農法を活かす 野菜の植えつけと種まきの裏ワザ」

[参考サイト]

やさい畑 2015年秋号「秋植え野菜驚きの秘策 ひと皮むくだけで,劇的効果!ニンニクのつるつる植え」

 

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