春ジャガイモと秋ジャガイモの収穫時期について、ご紹介いたします。
ジャガイモは、春植えと秋植えでは収穫のタイミングが大きく異なります。
昔の農家さんは、現在のような冷蔵技術を持っていなかった代わりに、保存性を高めて野菜を収穫するタイミングや方法を熟知していたと言われていますので、ご参考にしていただきましたら幸いです。
昔農家さんの知恵｜春ジャガイモと秋ジャガイモの収穫タイミング
春植えのジャガイモの収穫時期
春に植えたジャガイモは、一般的に地上部が黄色くなったら収穫すると言われていますが、その理由は 短い期間で食べて消費する場合です。
秋から冬までイモを腐らせずに長く利用したい場合は、地上部が完全に枯れるまで置いて収穫しますと、保存性が高まります。
| 地上部が黄色くなってから収穫した場合 | 地上部が完全に枯れてから収穫した場合 |
| 保存性はあまり良くないが、早くから食べることができます。 | 養分がイモに集中して甘くなり、保存性も高くなります。 |
秋植えのジャガイモの収穫時期
秋に植えたジャガイモは、地上部が霜にあたるとイモが肥大している途中であっても、生長が終わってしまいます。
そのため、寒さで傷む前に地上部が枯れたら直ちに掘り上げます。
| 秋植えジャガイモの収穫ポイント |
| 地上部が枯れたら、イモが傷む前のまだ地温が高いうちに収穫する。 |
収穫したジャガイモを種芋にする場合
翌春植え用の種芋は、秋に植えたジャガイモを利用するのがおすすめです。
種芋は、丸ごとでも、小さく切って植えることができます。
まとめ
春ジャガイモと秋ジャガイモの収穫時期について、ご紹介いたしました。
春植えのジャガイモは、地上部が黄色くなったタイミング、もしくは完全に枯れてからの2パターン収穫することが出来ます。
秋植えのジャガイモは、地上部が枯れて、まだ地温が高いうちに収穫します。
昔の農家さんは、現在のような冷蔵技術を持っていなかった代わりに、保存性を高めて野菜を収穫するタイミングや方法を熟知していたと言われていますので、ご参考にしていただきましたら幸いです。
［参考文献］
木嶋利男著「昔農家に教わる 野菜づくりの知恵とワザ」
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