ご近所の奥様から「ポポー」という珍しい果物をおすそ分けしていただきました。
冷やしてそのままいただいても美味しいとのことですが、シャーベットの作り方を教えていただきました。
ポポーは、幻の果実と言われているフルーツで、日持ちがしないため 市場にあまり出回らないのだそうです。
今回は、入園料が無料でポポーを好きなだけいただける(食べ放題)「ポポーファーム」と、ポポーシャーベットの作り方を、ご紹介いたします。
栃木県那須烏山市 入園料0円・ポポー食べ放題「ポポーファーム」
栃木県那須烏山市「ポポーファーム」
栃木県那須烏山市あるポポー農家さん「ファームポポー」を、ご紹介いたします。
こちらのポポー農園は、驚くべきことに、入園料が0円(無料)、しかもポポーを好きなだけいただける(食べ放題)楽園のような農園です。
ファームポポーを経営されている石川仁一さんは、30年にもわたってポポーを栽培されています。
はじめは、ご趣味で1本のポポーの木を栽培されていましたが、現在(2023年時点)では1700本ものポポーを育てられているのだそうです。
「趣味だからこそ儲けはしない」という、石川さんのポリシーで、ファームポポーは 入園料が無料、ポポーを好きなだけ食べられます。
ポポーの持ち帰り(テイクアウト)について
ポポーをテイクアウトしたい方のために、ファームポポーでは、1グラム1円でポポーを販売しています。
ファームポポーの住所
住所:栃木県那須烏山市野上1492
ポポーシャーベットの作り方
ポポーは、しっかり熟させて、冷やしていただくと美味しいです。
今回は、ご近所の奥様から教えていただいた、ポポーシャーベットの作り方をご紹介いたします。
ポポーと牛乳を混ぜて凍らせるだけですので、お試しになってみてくださいね。
材料
・ポポー(カット前に水洗いしておきます)
・牛乳 適量
※ ミキサー、マッシャーなどをお使いになりますと、お手軽にお作りいただけると思います。
ポポーシャーベットの作り方
1.ポポーをカットして、種と種のまわりの皮を取り除きます
包丁でポポーを半分にカットして、種と種のまわりの皮を取り除きます。
ポポーは、バナナのような とても良い香りがします。
種は、柿の種ににていますが、果肉と種のまわりの皮の様子から、何となくビワを連想しました。
2.スプーンで果肉をこそげ取ります。
スプーンなどを使って果肉をこそげ取り、ミキサーの入れ物に入れます。
ポポーの外皮は、少し厚みがあってしっかりしており、アボカドのようでした。
バナナでも、柿でも、ビワでも、もちろんアボカドもない。ですが、ポポーは 何かに似ている、何とも不思議な果実です。
3.牛乳を入れてミキサーにかけます
ミキサーの入れ物にポポーと牛乳を入れて、混ぜます。
4.ポポーを冷やし固めます
牛乳と混ぜたポポーを容器に流し入れて、冷凍します。
カチカチに固まる前に、スプーンなどでかき混ぜてなめらかにします。
これを、何度か繰り返しますと、シャーベットの完成です。
お砂糖を入れなくても美味しくいただきましたが、私の夫は練乳をかけて食べておりました。
ご参考「ポポー」について
※ ポポーの木
アメリカ出身の果実
初めていただいたポポーがとても美味しかったので、調べてみました。
(残念ながら、牧野富太郎植物図鑑では見つけることは出来ませんでした。)
ポポーは、バンレイシ科・ポポー属に属する木の一種で、その果実を食用します。
ポポーの原産地は、北米東部の五大湖周辺のようで、今でもフロリダ州、テキサス州にかけて自生しているそうです。
ポポーは バンレイシ科ということで、バンレイシのことも調べてみたところ、やはり果実を食用できるそうです。
バンレイシは、シュガーアップル、スウィートソップ、お釈迦様の頭に例えて釈迦頭(しゃかとう)と呼ばれているのだそうです。
※ バンレイシの果実。お釈迦様の頭に例えて釈迦頭しゃかとうとも呼ばれています。
バンレイシ科の異端児!?
バンレイシ科の植物は、熱帯および亜熱帯性のみで育つのだそうです。
ところが、ポポーは耐寒性があり、マイナス26度の寒冷の土地でも育つことができるので、冬がある日本でも栽培することが可能なのだそうです。
花期と果期
緯度によって異なるようですが、ポポーの花が咲く時期は2月~5月で 、果実は7月~10月に生ります。
私がご近所の奥様からいただいたのが9月でしたので、私の地域では、この頃が 果実の収穫時期であることが分かりました。
森のカスタードクリーム
ポポーは、森のカスタードクリームと言われているのだそうです。
私が初めていただいた時の感想は、「香りが高いバナナで、食感はマンゴー」でした。
まとめ
栃木県那須烏山市にある、入園料0円・ポポー食べ放題の「ポポーファーム」と、「ポポーシャーベットの作り方」をご紹介いたしました。
日持ちがしない、足のはやいポポーは あまり知られていない、まさに「幻のフルーツ」ですが、旬のこの時期に ぜひともご賞味いただきたい、美味しいフルーツです。