スイカ・カボチャのコンパニオンプランツ栽培|草を利用した伝承農法

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スイカ・カボチャのコンパニオンプランツ栽培について、ご紹介いたします。

今回 ご紹介するコンパニオンプランツは、「草」です。

スイカやカボチャ栽培で、草と一緒に育てる方法は 昔から行われていた伝承農法ですので、ご参考にしていただければ幸いです。

スイカ・カボチャのコンパニオンプランツ栽培|草を利用した伝承農法

草を敵としない伝承農法

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※ メシヒバ

伝承農法の中には、草を敵としないで野菜の生長に役立てる方法があります。

スイカやカボチャを栽培する時期は、メシヒバ、オヒシバ、エノコログサなどの夏の草が生えます。

これらはイネ科の草で、放っておくと草丈が高くなり、野菜は光合成を行うことができず、風通しも悪くなるため 病気や害虫が発生しやすくなってしまいます。

そこで、昔の農家さんは草を無理に除草することなく、スイカやカボチャの「ひげ」を草に絡ませて蔓を安定させて栽培していたのだそうです。

スイカ・カボチャの特徴を活かして、草と一緒に栽培する方法は、今でいう コンパニオンプランツ栽培ですね。

スイカ・カボチャと草のコンパニオンプランツ栽培の効果

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農学博士の木嶋利男さんは、スイカ・カボチャと草のコンパニオンプランツ栽培の効果を次のように紹介されています。

・野菜の生育が良くなります
・野菜の実の付きが良くなります
・スイカがみずみずしくなります

スイカ・カボチャと草のコンパニオンプランツ栽培のポイント

スイカとカボチャと相性の良い草は次のとおりです。

スイカ カボチャ
相性の良い草 suberihiyu-1ve meshihiba ve
スベリヒユ 草丈の高い草
(メシヒバ、イヌビユ、
エノコログサなど)
草の役目 スベリヒユの根は直根性なので、土の深くまで根が伸びます。根穴から酸素が供給されますのでスイカの根がよく伸びて強くなり、水を吸い上げやすくなります。 草にカボチャの巻きひげが絡むことで、ツルが安定し、生育がよくなります。花が咲きやすく、受粉しやすくなります。
草がもたらす効果 よく水を吸い上げるので、果実がみずみずしくなります。 受粉しやすくなるので、実の付きがよくなります。

まとめ

スイカ・カボチャのコンパニオンプランツ栽培をご紹介いたしました。

この栽培は、草を利用した伝承農法ですのでご参考にしていただければ幸いです。

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「参考文献」

木嶋利男著「昔農家に教わる 野菜づくりの知恵とワザ」

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