トマトのコンパニオンプランツの代表格ともいえる野菜はバジルですが、落花生や花を一緒に育てるのもおすすめです。
トマトを単体で育てるより 他の作物と混植することで、病害虫を防ぐ効果があると言われていますので、ご参考にしていただきましたら幸いです。
トマトについて
トマトの原産地
※ 画像はイメージです
トマトの原産地は 南米アンデスの高地で、赤道に近い太陽の光が常に降り注いでいます。
原種のトマトは、栄養がほとんどない乾燥した土地の、岩がゴロゴロしたガレ場に根を浅く伸ばし、這うように繁殖しています。
そして、気温が下がる夜間に 葉や枝に生えた細かい毛で夜露を取り込み水分を得て生きています。
トマトの性格
灼熱で雨量の少ない痩せた土地の厳しい環境で育つ原種のトマトは、子孫を残すために 他の植物を排除しながら育つ「他感作用」が強い性格の持ち主です。
トマトのコンパニオンプランツ｜相性の良い組み合わせ一覧
他の植物を寄せ付けないトマトと相性が良い野菜は多くはありませんが、農学博士の木嶋利男さんが紹介されているトマトと相性の良い野菜をご案内いたします。
| コンパニオンプランツ | 特記事項 | 生長促進 | 害虫忌避 | 空間利用 | |
| 野菜 | ニラ | トマトの萎凋病の病原菌を減らす | ○ | ○ | |
| ラッカセイ | 落花生の根（根粒菌）が土を肥沃に | ○ | ○ | ||
| バジル | 害虫の忌避効果 | ○ | ○ | ||
| 花 | マリーゴールド | 害虫・土壌病害虫の忌避効果 | ○ | ○ | |
一緒に食べると美味しいトマトのコンパニオンプランツ
トマトとバジル1
トマトとバジル2
トマトとラッカセイ
トマトのコンパニオンプランツは、一緒に育てるのみならず、一緒にいただいても美味しいです。
相性の良い野菜どうしを調理して、お召し上がりになってみてください。
他感作用の強いトマトの性質を活かした後作
トマトの栽培が終わった後、次に育てる野菜は 他感作用に強いものがおすすめです。
・エンドウ
・ソラマメ
・タマネギ
・キャベツ
・ブロッコリーなど
・ハクサイ
まとめ
※ トマトとニラのコンパニオンプランツ栽培
トマトのコンパニオンプランツをご紹介いたしました。
トマトの株元にできる空間、草丈の高さを利用した栽培ですので、ご参考にしていただきましたら幸いです。
［参考文献］
木嶋利男著「決定版 コンパニオンプランツの野菜づくり (育ちがよくなる! 病害虫に強くなる! 植え合わせワザ88) 」
木嶋利男著「野菜の性格 アイデア栽培」
［画像提供］
