トマトの脇芽を挿し木にして育てる方法を、ご紹介いたします。
芽かきをしたトマトの脇芽を水に入れておきますと、根がたくさん出てきます。
これを トマトの苗として普通に育てることが出来ます。
今回は、トマトの脇芽栽培で発根を成功させるコツと、失敗が少ない挿し木の方法をご紹介いたします。
トマトの脇芽栽培|発根を成功させるコツ
脇芽をかいたら早めに浸水
※ 前もって水を入れた器を用意しておくのがおすすめです
トマトの脇芽を発根させるためは、脇芽をかいたら ただちに水に浸けるのがコツです。
当方の場合ですが、脇芽をかいたら 30分以内には水を注いだコップに挿し入れています。
その際、脇芽に葉がたくさん付いていますと、水を吸い上げづらくなるようですので、花芽や大きな葉をカットします。
※ 葉が多いと水の吸い上げが悪くなるようです
脇芽の大きさについて
※ 小さめの脇芽は切り口が傷みやすい傾向にあります(写真左)
トマト栽培において、脇芽は早めに取り除いたほうが良いと言われていますが、わたしは 挿し木として利用したいので 、ある程度 のばしてからかき取っています。
大きさは、お店で販売されているトマトの苗より やや小ぶりのイメージです。
なお、小さな脇芽は、茎がやわらかいので 水の中で傷みやすいように思います。
浸す水を多めにします
トマトは側根をたくさん出します。
側根が多いトマトは旺盛に育ちますので、多めの水で側根をたくさん出しましょう。
水の取り換えは、様子を見ながら 1~2日のペースで行います。
トマトの脇芽栽培|失敗が少ない挿し木の方法
数日間、土を乾燥させないで
トマトは乾燥気味に育てると美味しくなると言われていますが、脇芽を挿し木にする場合は、例外と思われて良いかもしれません。
発根に成功したトマトの脇芽を植え付ける時の最大のポイントは、土が湿った状態を数日間 保たせることです。
乾燥した土に脇芽を植え付けますと、季節がら 萎れてしまう可能性が高いです。
挿し木にする おすすめの時期
わが家は、4月~5月にトマトの苗を定植します。
すると、トマトの脇芽はちょうど梅雨の時期に出てきますので、このタイミングを狙って脇芽をかいて発根処理をしています。
梅雨の時期の畝は雨で湿っていますので、潅水の手間を省略することができます。
日当たりの良い場所で育てます
※ できるだけ日当たりの良い場所に、トマトの脇芽を植えております
梅雨の時期は 日照時間が少なくなりますので、挿し木をしたトマトの苗が徒長(ひょろひょろと間延びして生育が悪くなること)する場合があります。
ほかの植物と重ならないよう、できるだけ日が当たるところに植えつけてみてくださいね。
まとめ
※ 挿し木にした脇芽に実が付きました。
トマトの脇芽栽培について、ご紹介いたしました。
💡 発根させるコツ 脇芽をかいたら早めに水に浸けます。
💡 挿し木をする際、土が湿った状態を数日間保ちます。
わが家はこの方法で、トマトの脇芽を10本以上栽培しております。
ご参考にしていただきましたら幸いです