収穫したきゅうりから、来年用の種を取る方法を、ご紹介いたします。
きゅうりの種を取る方法は、黄色く熟したきゅうりを放置して洗って乾かすだけですので、お手軽に行っていただけるかと思います。
ご自宅で育てたきゅうりを自家採取して、翌年、再来年と栽培と種取りを繰り返し続けてゆきますと、次第に その土地の気候・環境に順応してゆき、病気や害虫に負けない質の高いものになってゆくと言われています。
どうぞ、参考になさってください。
放置して洗うだけ!きゅうりの種の取り方
種取りに適したきゅうり
種取りに用いるきゅうりは、花が咲いてから7~8週間を経過した、完熟した果実が適していると、言われています。
私は、開花後 7~8週間(約49~56日)のきゅうりがどれくらいの状態であるのか ピンとこないので、大きく肥大した黄色いきゅうりを種取り用に選んでいます。
きゅうりの種取りに使う道具
・包丁
・水切りのザル
・スプーン
・コップなどの器
・キッチンペーパーまたは、ふきん
きゅうりの種を保存する道具
・ファスナーが付いているの袋
・空き缶
・乾燥剤(あれば good)
きゅうりの種取りの手順(ステップ)
きゅうりの種を取る手順を、ご案内いたします。
きゅうりの種取りの手順(画像付き)
step1:完熟した黄色いきゅうりを収穫し、1週間ほど追熟させます。
今年は晴天が続きましたので、畑に放置しておきましたが、屋内に置いておかれたほうが 雨や虫の食害にいませんので安心かと思います。
step2:包丁できゅうりを縦にカットして、スプーンで種を取り出します。
step3:取り出した種をザルに入れて水で洗い、種のまわりに付いている果肉を取り除きます。
果実が熟していればいるほど、果肉から種が剥がれやすいように思います。
step4:水を入れたコップに洗ったきゅうりの種を入れ、沈んだものを種まき用にします。
水に沈んだ種を、種まき用に使います。
step5:水に沈んだ種を日陰で3~5日ほど乾燥させます。
水に沈んだ種を取り出し、キッチンペーパーなどの上に置いて、乾燥させます。
step6:野菜室で保存します。
きゅうりの種をファスナーが付いている袋に入れ、乾燥剤と一緒に空き缶の中に入れて、野菜室で保存をします。
きゅうりの種取るときのポイント
水に浮くきゅうりの種は、中身がすかすかで、平らな形をしており、種をまいても殆ど発芽をしません。
芽が出る種(充実した種)は 水に沈みますので、水に入れて 確認なさってみてくださいね。
まとめ
収穫したきゅうりから、来年用の種を取る方法をご紹介いたしました。
ご自宅で育てたきゅうりを自家採取して、翌年、再来年と栽培と種取りを繰り返し続けてゆきますと、次第に その土地の気候・環境に順応してゆき、病気や害虫に負けない質の高いものになってゆくと言われています。
どうぞ、おためしになってみてください。
[参考文献]
木嶋利男著「農薬・化学肥料に頼らない おいしい野菜づくりの裏ワザ」家の光協会