1月(旧暦12月)の農事と自然暦について、ご紹介いたします。
昔の農家さんは、植物の開花や落葉、鳥のさえずり、動物の行動や虫の鳴き声などを目安に、野菜を育てていました。
現代でも、雨、風、雷などの天気、季節によって移りゆく草花の生長が、野菜づくりの指標となるものがありますので、ご案内いたします。
※ 掲載の画像はイメージです
1月(旧暦12月)の畑仕事
地域によって前後しますが、1月に行うおもな畑仕事です。
二十四節気 | 時期 | おもな畑仕事 |
小寒 | 1月6日頃 | 年間の農事(スケジュール)を計画する |
大寒 | 1月21日頃 | 冬野菜の収穫(白菜、キャベツ、ほうれん草、ネギ、小松菜、大根など) |
ミカンの剪定 |
※地域によって前後します。
(参考文献 久保田豊和著「新版 暦に学ぶ野菜づくりの知恵 畑仕事の十二ヵ月」)
新暦1月(旧暦12月)の農事と自然暦
一年の計は春(正月)にあり。
掲題の「一年の計は春(正月)にあり」は、旧暦1月のことで、新暦でみますと2月の作業に当たりますが、農作業が少ない1月から、一年の栽培計画を少しずつ立ててゆきましょう。
農事の記録は、前年や一昨年の作業を振り返ることができる 五年連用、十年連用のノート等をお使いになると、あなただけの農事歴として、今後もお役に立つかと思います。
1月(旧暦12月)の自然暦
662.ニワトコの芽出しを見てから桑に芽出肥をやれ。
(栃木県南部の諺。ニワトコはいち早く1月末に芽を出す)666.寒の空にもカモメの声を聞くと春の近寄ったことを知る。
(出雲簸川郡御崎地方の伝承)引用 川口孫治郎著「自然暦」
まとめ
12月(旧暦11月)の自然暦について、ご紹介いたしました。
昔の農家さんは、植物の開花や落葉、鳥のさえずり、動物の行動や虫の鳴き声などを目安に、野菜を育てていました。
現代でも、雨、風、雷などの天気、季節によって移りゆく草花の生長が、野菜づくりの指標となるものがありますので、ご参考にしていただきましたら幸いです。
[参考文献]
・川口孫治郎著「自然暦」
・新版 暦に学ぶ野菜づくりの知恵 畑仕事の十二ヵ月[関連記事]