オクラのコンパニオンプランツ|害虫防除・空間利用|オクラの特徴を活かした育て方

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オクラのコンパニオンプランツをご紹介いたします。

オクラの株元にできる空間と草丈の高さを利用した栽培で、害虫忌避に効果的なものをご案内いたしますので、ご参考にしていただきましたら幸いです。

オクラについて

オクラは、アフリカ南部の砂漠周辺の、乾燥したステップ地帯が原産地で、原種は数株ずつ集団で自生しており、地下の水分を求めて根を深く下ろしています。

原産地のオクラは、表層に水分がない環境で育ちますので、仲間と力を合わせて根を下ろし、それから根を横方向に張って養水分を得ています。

オクラの栽培が終わった後、根っこがなかなか抜けずにお困りになったことがあるかと思いますが、原種の名残りであると考えられますね。

オクラの特徴を活かしたコンパニオンプランツ栽培

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オクラは、実を収穫するタイミングで葉を取り除いてゆきますので、株元に隙間ができます。

この株元に別の野菜を育てたり、草丈が高くなったオクラを支柱代わりにして栽培します。

コンパニオンプランツ 特記事項 生長促進 害虫忌避 空間利用
野菜 ナス、ピーマンなどナス科野菜 ナス科の害虫防除になる効果(a)
ニラ オクラの株元の空間を利用(b)
ニンニク・タマネギ(前作) ニンニクとタマネギの根がオクラの養分になる(c)
エンドウ(後作) オクラを支柱にする(c)
マメ科 枝豆、インゲンなど
マリーゴールド 害虫・土壌病害虫に効果的

オクラと相性が悪い植物

salvia-1veサルビア

rosemary-1veローズマリー

オクラと一緒に育てないほうがよい植物は、サルビアとローズマリーです。

いずれも害虫忌避に効果的な植物ですが、繁茂しやすいため 地植えにすると管理が煩雑になります。

もし、サルビアとローズマリーをコンパニオンプランツとして利用したい場合は、プランターや鉢などに植えたものを、野菜の近くに置いておかれることをおすすめいたします。

オクラのコンパニオンプランツ栽培で気を付けたい点

コンパニオンプランツとして利用する野菜は、株間を十分にとって育てます。

野菜の葉が繁茂しすぎますと、風通しが悪くなり、かえって病害虫を引き起こす場合があります。

まとめ

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オクラのコンパニオンプランツをご紹介いたしました。

オクラの株元にできる空間、草丈の高さを利用した栽培ですので、ご参考にしていただきましたら幸いです。

[参考文献]

木嶋利男著「農薬・化学肥料に頼らない おいしい野菜づくりの裏ワザ」家の光協会 P190-191

木嶋利男著「安心!はじめての野菜づくり」Gakken P52

木嶋利男著「決定版 コンパニオンプランツの野菜づくり (育ちがよくなる! 病害虫に強くなる! 植え合わせワザ88) 」P69

この記事を書いた人
ベジルナ

関東在住の主婦です。
江戸時代から伝わる農薬や化学肥料を使わない野菜の栽培法、旧暦、自然暦、季節の作物を使ったレシピ、おすすめしたい書籍などをご紹介しております。

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