初心者にもおすすめ!サトイモのコンパニオンプランツ栽培|相性の良い組み合わせ一覧

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※サトイモとトウモロコシのコンパニオンプランツ栽培

サツマイモのコンパニオンプランツを、ご紹介いたします。

サトイモを単独で育てるより、他の野菜と一緒に植えると、互いの生育が助け合って良い影響を与えると言われています。

野菜作りの初心者の方にもおすすめの栽培法ですので、ご参考にしていただきましたら幸いです。

サトイモについて

サトイモの原産地

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※image

サトイモは、もともと東南アジアで生まれた野菜で、雨が多く、気温が高い熱帯地域が原産地で、現在のマレー半島からインドネシアにかけてがその地域です。

原産地の土壌は栄養が豊富で、サトイモの原種は熱帯樹林の沢の水辺や湿地帯などの、水が豊富にあるところに自生しています。

ちなみに、湿地帯に生息する水芭蕉みずばしょうも サトイモ科の植物で、サトイモと似たようなかたちをしています。

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水芭蕉です。湿地帯に生えるサトイモの親戚のようなものですね。

日本への伝来

taro,satoimo-3ve(UnsplashのStudio Kealaula)

※ image(photo by Studio Kealaula)

サトイモの日本への伝来は、海流で日本に漂着したなど諸説あり、詳細なところは不明のようですが、古代から栽培されている野菜です。

サトイモは、おもに山間部や里山で栽培されていたため、具体的な伝来の時期については歴史的な文献にはっきりとした記録がないようです。

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なお、サトイモは、日本の風土に適応しやすい作物で、古くから食用として利用されており、古代から中世にかけて、一般的な食材として広く栽培され、食されていたそうです。

江戸時代にも、サトイモは食卓において重要な役割を果たし、様々な料理に使われていたと言われています。

サトイモの産地

satoimo,dodare-1ve土垂どだれ

satoimo,ishikawawase-1ve石川早生いしかわわせ

satoimo,serebesu,akamedaikichi-1ve赤芽大吉あかめだいきち

現在、一般的によく栽培されているサトイモの品種には、関東地方で広く育てられている土垂どだれ、大阪の石川村(現在の河南町)で生まれた「石川早生いしかわわせ」があります。

また、暖かい地域でよく育つ品種として知られているのは「セルベス」で、「赤芽大吉あかめだいきち」とも呼ばれています。

 

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サトイモのコンパニオンプランツ|相性の良い組み合わせ一覧

農学者の木嶋利男博士が紹介されている、サトイモと一緒に育てるのに適した野菜をご案内いたします。

コンパニオン
プランツ
栽培のポイント 害虫忌避 生育促進 空間利用
野菜
ショウガ サトイモの葉を日よけにして育てます。
ダイコン
パセリ
セロリ
トウモロコシ
ムギ 前年秋に、種をまいておきます。

サトイモのコンパニオンプランツ栽培のポイント

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※ サトイモとショウガのコンパニオンプランツ栽培

うねをつくる時は、東西に向けるのがおすすめです。

北側にコンパニオンプランツ(例:ショウガ、ダイコンなど)を植え、南側にサトイモを育てます。

こうすることで、梅雨明後の強い日差しをサトイモの葉で遮ることができます。

サトイモと相性が良くない花・ハーブ類

・サルビア
・ローズマリー
サルビアやローズマリーは、いずれも害虫を寄せ付けない効果がある植物ですので、畑に植えて育ててみたいと思われている方も いらっしゃると思います。
しかしながら、サルビアやローズマリーはいずれも旺盛に育つ植物です。
これらを畑に「地植え」にして育てますと、根や葉が広がり過ぎて、野菜の生長が妨げられてしまう場合があります。
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もし、これらを畑で育てたい場合は、植木鉢で育てたものを野菜のそばに置いておくことをおすすめいたします。
その際、植木鉢を土の中に少し植えることにより湿り気が保たれ、頻繁に水やりをする必要がなくなりますので、おためしになってみてください。

まとめ

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サトイモのコンパニオンプランツをご紹介いたしました。

サトイモを単独で育てるより、他の野菜と一緒に植えると、互いの生育が助け合って良い影響を与えると言われています。

サトイモの大きな葉で日影になったところに別の作物を育てますと、真夏の強い日差しから守られ、よく育つと言われていますので、ご参考になさってください。

[参考文献]

木嶋利男著「野菜の性格 アイデア栽培」

木嶋利男著「決定版 コンパニオンプランツの野菜づくり (育ちがよくなる! 病害虫に強くなる! 植え合わせワザ88) 」

木嶋利男著「昔農家に教わる 野菜づくりの知恵とワザ」

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